コーキング材はサイディングの目地、外壁や屋根のクラック補修、サッシまわりを埋める為のゴム状の材料になります。
サイディングの目地に亀裂や、外壁とコーキングの間に隙間があったり、コーキング自体が落ちてなくなっている場合は、雨水が侵入しサイディングを腐食させサイディングの張り替えを余儀なくされます。
コーキング打ち直し工事には「打ち増し」と「打ち替え」があります。
打ち増しは、既存のコーキングの上からプライマーを塗り、コーキングを足して行きます。
打ち替えは既存のコーキングを撤去し清掃後プライマーを塗り、コーキング材を注入して行きます。
雨水などを防ぐためにとても重要な役割をしています。
専用のカッターを使用し、既存のコーキングを撤去します。
壁に傷が付かないよう慎重にカッターを入れます。
切れ目を入れ終わったら丁寧にコーキングを剥がしていきます。
コーキング撤去後、目地の汚れや誇りを隅々まで取り除き、続いてマスキングテープを使用し養生を行います
ボンドブレイカーやバックアップ材は、コーキングの3面接着を防ぐ役割をしています。
3面接着をしてしまうとコーキング材が自由に動けず『追随、緩衝』というコーキング材本来の機能を果たせなくなります。結果、部材からのコーキング材の剥がれ、断裂、ひび割れなどを引き起こしてしまいます。
そこでボンドブレイカーやバックアップ材を使用して、2面接着にしていきます。(サイディングの目地部にボンドブレイカー付きのハットジョイナーなどを使用されている場合この工程は省きます)
コーキング材とサンディングをしっかり密着させるために、目地部に『プライマー』と呼ばれる下塗り材を塗布します。
プライマーは接着剤としての役割を果たしたくれます。
コーキング専用のガンを使用し、目地部にコーキングを充填していきます。
目地部に空洞ができないようにたっぷりと注入していきます。
ヘラを使用し、充填した部分を均一に鳴らしていきます。
最後に、養生テープをはがしコーキング作業が完了します。