クラックとは、外壁やコンクリート部分に出来るひび割れを言います。
ヘアークラックとは、幅0・3mm以下深さ4mm以下の髪の毛のような細いひび割れのことを言います。このヘアークラックの状態であれば構造上今すぐ影響しない為緊急性はありませんが、メンテナンスが必要なタイミングの目安と考えましょう。
建物の安全性に及ぼす危険性のある幅0.3mm以上深さ5mm以上のクラックを構造クラックと言います。
建物自体の強度の低下や水の侵入などで外壁の劣化に繋がる為補修をおこないます。
クラック部分の清掃を行い、プライマーを塗りコーキング材や樹脂モルタルなどを注入し補修していきます。
養生とは、塗装しない部分、サッシや玄関ドア、床面、ベランダの手摺りなど、塗装で汚れてはいけない部分を専用のビニールで覆う作業です。とても繊細な作業な為手先の器用さが求められます。境目の線だしは養生で決まってくるのです。
マスキングテープ 粘着力が弱い為剥がしやすくテープのりが残ることが無く窓枠との境目を綺麗に線だしすることができ、コーキングを打つ時にも使用します。
マスカー 養生用ポリシートとマスキングテープが一体化したもので貼ると覆うを一度にしてくれるものです。
ノンスリップマスカー マスカーに滑り止め機能が付いたもので、主に玄関、ベランダ、屋根などに使用します。
車カバー 車やバイク、自転車を守る為に使用します。高圧洗浄の場合はビニールタイプを使用します。
ブルーシート、布シート 足元に敷く養生で多く使用されるのがブルーシート、布シートです。長尺なので広範囲の養生ができます。
室外機カバー メッシュ機能を持つタイプなのでエアコンが使用出来ないことがありません。
このような道具を使い丁寧に養生をしていきます。
下塗り材の役割は下地と塗料を接着させるものになります。また、劣化した壁面を補修する役割もあります。
下塗り材にはプライマー、シーラー、フィーラーなど様々な種類があり、下地の素材や状態によって使う材料が異なるので、適正な下塗り材を使用していきます。
下塗りは塗装の中でもとても重要な作業で、この作業を疎かにしてしまうと塗装が剥がれ、いずれは建物の劣化の原因に繋がります。
中塗りは下塗りと上塗りの間に行う作業で、一般的に上塗りと同じ材料を使用していきます。
中塗りの役目として、滑らかな下地を作りながら塗膜の強度、耐久性を上げ均一に仕上げていく作業になります。
上塗りは最終段階であり、美しい外観を作るための工程になります。
外観を美しくさせる為に下塗り、中塗りと土台を作り上げ、皆様が最終的に目にする事になる上塗りを塗装していきます。
中塗り、上塗りを行う事でムラを無くし、塗料本来の機能性を十分に発揮さることが出来ます。